ワニの神話、伝承
発見!少し前から注目していました。
ワニの生息する地方では、水泳中の人間が襲われることもあり、ワニは邪悪な動物、魔性の動物とされていることが多い。一方で、ワニを神聖視することもまたよく見られ、世界中にワニの姿をした神がいる。古代エジプトでは、ワニは豊穣や、ナイル川そのものを象徴し、テーベではワニの頭部を持つセベク神の信仰が盛んであった。神殿ではワニが飼育され、神官が餌を与え、多数のワニのミイラが作られた。インドにもワニを神聖な生き物として飼う寺院がある。日本の、船の守護神である海神の金毘羅さんも、サンスクリット語でワニを意味するクンビーラに由来するという。中国の伝説上の動物、竜のイメージの原型は、絶滅したマチカネワニではないかという説[1]もある。また、パプアニューギニア、インドネシア、カメルーンなど世界各地に、ワニを自分の氏族のトーテム(祖霊)として祀る人々がいる。ブラジル・アマゾン川流域ではワニのペニスは幸運を呼び込むものとして祀られている。西洋では、ワニは涙を流して獲物を油断させるという伝承があり、「ワニの涙」は、偽りを意味した。
ワニのいない日本において、「鰐(わに)」という言葉はかつてサメを指していた。このことは現在でもサメをワニと呼ぶ地方があることや、全国各地の海岸に「鰐が淵」といった地名があることからも知られる。
利用
ワニの肉は珍味として貴族、王族などに賞味されてきた。淡白な味で、高蛋白低カロリー食として有名である。ワニの革は盾、甲冑に貼られてきた。現在では鞄、ベルトなどに加工されて利用されている。しかし、過度の採集圧のため天然資源は著しく減少した。現在では野生個体は保護され、全種がワシントン条約にリストアップされている。各地で養殖が行われていて、個体数が回復したケースもあるが、密猟と生息地の開発のため、絶滅が危惧されている個体群、種もすくなくない。最近では、ワニの強力な免疫力を応用して、ワニの血清をHIVの治療に役立てようとする動きもある。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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